第17回「国際総会」ローマで開催(11月9日~17日)
「国際総会」出席のため、日本在世フランシスコ会 国際評議員 竹田文彦兄が8日に向かい、本日9日にローマに到着しました。
総会では在世会の向こう三年間の宣教・活動方針等についての多くの議題が話し合われる見込みです。実り多い総会となりますよう聖霊のお助けをお祈りください。
この総会の内容などは逐次届きますので報告して行きます。
本日到着の様子が届きましたので掲載します。
ローマに無事に到着
τ Pax et Bonum
在世フランシスコ会の総会出席のため羽田空港22:55発、🇫🇮フィンランドのヘルシンキ経由で🇮🇹イタリア・ローマまでやって来ました。ヘルシンキに約40分遅れて翌日の4:38に到着。ヘルシンキで乗り換えてローマ行き7:25発、🇮🇹ローマ、フミチノ空港に9:45に到着です。空港で同時刻帯に到着した各国の代表とともにイタリアの在世会会員が手配してくれたタクシーで総会会場のローマ市郊外のSeraphicumへ移動予定。
在世会の総会は、公用語としてイタリア語、フランス語、スペイン語、英語の四カ国語が同時通訳付きで行われます。様々な議論に加えてInstrumental Laboris と呼ばれる作業課題が与えられ、それについて総会参加者(Capitular)が話し合い、フランシスカン霊性を深めることが求められます。今回のテーマ「神は愛」について前もって総会参加者にA4用紙16枚からなる文書が配布されていましたが、それを機内では復習しました。
・神の愛とはいかなることであり、在世フランシスコ会会員のこの世における存在、アイデンティティは、この神の愛といかに関わっているのか?
・様々な仕方で急速に変わりゆく現代の状況の中で、私たちきは具体的にどのような活動が求められるのか?
単なる慈善活動やボランティアなどにはとどまらないより抜本的なアプローチが求められています。
Instrumental Laboris の最後に付けられた検討課題は、次のようなものです。
1. 在世フランシスコ会は、Order(修道会)として愛を通していかに教会を、兄弟会を、そして世界を建て直していくのか?今日、いかなる愛のメッセージを私たちは人々に伝えるのか?私たち、在世会会員は、世界と教会に何を提示出来るのか?
2. イエスとの強い結び付き無しには、私たちは、隣人たちに愛を示すことは不可能。聖フランシスコがイエスに示した深い愛を考える時、私たちはいかにしてフランシスカンの伝統から学び、神と、私たちの家族や共同体の中の隣人に対する愛を成長させることが出来るのか?
3. 兄弟会の様々なレベルにおいて、例えば養成プログラム、コミュニケーション、規則、そして兄弟姉妹間における法的、道徳的諸問題において、いかにして愛を示していくのか?フランシスカンの兄弟姉妹に対して、愛の精神をもってゆるしと正義をいかに実践していくべきか?
4. しばしば会員相互の対立を生む、在世会の運営と財政に関する問題において兄弟姉妹としてお互いに愛を維持し、協力していくためには何が必要であるのか?
5. 神と隣人に対する愛を広く描くために、在世会員一人一人が国際兄弟会に属している感覚をいかにしたら強められるか?
6. 在世会とヤング・フランシスカン、相互のメンバーが、兄弟愛と相互支援と関心をもって、一つの同じフランシスカン霊性に歩んでいくためにどのようにしたら良いか?
7. ここで言及されていないが、取り上げるべきだと思われる他の点はありますか?
8. これらのことを踏まえて向こう三年間、国際兄弟会が優先課題とすべきことは何か?
これらの課題は、国際総会で話し合われた後、在世フランシスコ会の各レベル、国ごとの兄弟会(National Fraternity)、地区兄弟会 (Regional Fraternity)、各地兄弟会 (Local Fraternity) でさらに話し合われ、具体的な兄弟会の実践に移されます。
竹田文彦
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