2014年7月5日土曜日

聖ルイ9世生誕800周年によせて

在世フランシスコ会の保護者


  聖ルイ9世 生誕800年によせての祈り


在世で聖フランシスコの精神に活きる私たちへ、保護者である聖ルイ9世の御助けを願って次の祈りを唱えましょう。

祈りの期間
8月6日からの「日本カトリック平和旬間」より聖ルイの祝日8月25日まで。


聖ルイ生誕800周年によせる祈り


わたしたちの父である神よ、
あなたが、ご自分のしもべである聖ルイを通してなし遂げられた驚くべきみわざに感謝します。
聖ルイは、アシジの聖フランシスコを模範に従い、神の国の建設に奉仕するために、その生涯をささげました。
こうして聖ルイは、ハンガリーの聖エリザベトと共に、在世フランシスコ会の保護者に選ばれました。聖ルイがわたしたち一人ひとり、またフランシスカン家族全体と共にいるようにお願いします。

Ⅰ 聖ルイよ、

あなたは、洗礼を最も素晴らしい贈りものとして、受け取りました。
わたしたちがいただいた洗礼と在世フランシスコ会の誓約の恵みをわたしたちのうちに、 再び燃え立たせてください。

Ⅱ 聖ルイよ、 あなたは神のことばを日々黙想しました。

わたしたちが福音を生き、十字架を担われた貧しいイエスの生涯と自らの生活を一つにし、
兄弟姉妹への愛のために自らの生活をささげることができるよう、助けてください。

Ⅲ 聖ルイよ、 あなたは、若き日に罪の恐ろしさを知りました。

ヤング・フランシスカンの若い人たちが皆、公正な心で洗礼の恵みに忠実に成長することができるよう、助けてください。

Ⅳ 聖ルイよ、

あなたは夫として、また父としての愛を示しました。
わたしたちの家族がこの世にあって、一致と平和のパン種となるよう助けてください。

Ⅴ 聖ルイよ、

あなたは、貧しい人々に仕え、正義と平和を求めました。
困難に直面している多くの兄弟姉妹の切実な求めに対し、わたしたちが心を開くことができるように、助けてください。
また、生命と家族を大切にすることができるよう、勇気を与えてください。

Ⅵ 聖ルイよ、

あなたは、異教の地で、勇気をもって主キリストへの信仰を証ししました。
わたしたちが新しい福音宣教の道をたどることできるよう、導いてください。

主よ、

聖ルイの模範と取り次ぎによって、わたしたちがどのような決意をするときも、
福音から生活へ、生活から福音へ移り、永遠のいのちを仰ぐ歩みにおいて行うことができますように。
アーメン。

God, Our Father,
We give you thanks for the wonders that you have accomplished through your servant Saint Louis. He consecrated his life to the service of your Kingdom according to the example of Saint Francis of Assisi. This is why he has been chosen, with Saint Elizabeth of Hungary, as co-patron of the Secular Franciscan Order. We therefore ask Saint Louis to be close to each one of us and to the entire Franciscan Family.
You, who considered your baptism as the greatest gift received, rekindle in us the grace of our own baptism and of our profession in the Secular Franciscan Order.
You, who meditated on the Word of God every day, help us to live the Gospel, to conform our lives to the life of Jesus, poor and crucified, and to offer our lives out of love for our brothers and sisters.
You, who understood in your youth the horrors of sin, help all young people in the Franciscan Youth to grow in righteousness of heart and in fidelity to their baptism.
You, who were a loving husband and father, help our families to be a leaven of unity and peace in our world.
You, who served the poor, who sought justice and peace, open our hearts to the overwhelming needs of so many of our brothers and sisters who suffer, and grant us the courage to commit ourselves courageously to say “yes” to life and family.
You, who ventured bravely into foreign lands to witness to your faith in Christ the Lord, lead us along the path of the new evangelization.
Lord,
Through the example and intercession of Saint Louis, grant us to take all of our decisions by going from Gospel to life and life to Gospel, while having life in heaven clearly in our sight.


聖ルイ9世の生涯について

記念日…8月25日
在世フランシスコ会会員、同会の保護者、フランス国王(1214―1270)
1297年8月11日 ボニファチオ8世により列聖

 ルイ9世は、1214年4月25日に生まれました。母ブランシュ・ド・カスティーユより、聖徳に関して厳しく教育されます。1226年にフランス国王に即位。1234年にはプロヴァンスのマルガリタと結婚し、信仰に基づく節度ある関係を保ちました。
 王は、王宮の中でも祈り、償い、黙想など、むしろ修道院にいるかのように生活します。部屋でも路上でも祈り、口に出しても、あるいは頭の中でも祈るよう勧めています。王としての祝いの食事をすることはありましたが、小さき兄弟会の会員にならって節制し、主の最後の晩餐のようにハンセン病者などの足を洗って食事をすることもありました。自分の領地は、愛徳を行う畑でもあるかのように見なしました。「わたしにとって余分な物は、この世の空しい光栄のためよりも、神の愛のための施しに使いたい」と述べていました。
 彼は、ヴェサの森と呼ばれる所の樫の木の下で、誰の意見でも取り入れるために謁見を許しました。正義をその王国の基本とし、長男に次のように言いました。「お前が正しくない政治を行うのなら、むしろスコットランド人がやって来て、お前の代わりに国を治めた方が良い」。
 ルイは、救いに役立つ実用的な知識や教育を絶えず求めていました。多くの信心業を実行し、政治の上でも神の教えにそった行動を追求しました。一方、生涯をかけて、聖地をトルコ人の手から解放することも夢見ました。しかし、彼が計画した最初の十字軍(第7回十字軍)は失敗に終わります。十字軍は敗退し、王自身、捕虜になってしまいます。気品ある王の行動はトルコ人の心を打ち、「正しいスルタン(イスラム教の王)」と呼んだと伝えられています。この深い挫折を体験して以降、ますます祈り、困難にある人を助けました。2回目の遠征(第8回十字軍)の際には腸チフスにかかり、1270年8月25日、病に没します。死の直前に、チュニジアのハフス朝スルタンに使者を派遣し、次のように伝えさせました。「あなたとあなたの民がキリスト教徒となるのなら、わたしは生涯サラセン人の牢獄で日の目を見ることなく過ごしても良い」。
 ルイは、在世フランシスコ会の保護者ともされています。フランス国王の中では、「聖王」とも呼ばれ、最も賢明で行動力のあった王とされ、フランスの歴史においてもよく知られている人物です。

+ 祈りましょう

 神よ、あなたは、聖ルイ9世を豊かな賜物で満たし、地上の王冠から永遠の王冠へと高められました。わたしたちも、地上の国の建設のために働きながら、永遠の町を目指して歩むことができますように。わたしたちの主キリストによって。アーメン。


聖ルイ9世についてもっと知るために

  聖ルイについて、日本語で読むことのできる本がいくつかあります。

アラン・サン=ドニ『聖王ルイの世紀』福本直之訳、文庫クセジュ、白水社、2004年。188ページ。
 新書版で、聖ルイについて日本語で知るためには、最も入手しやすいものかと思われます。生涯や精神について簡潔にまとめられています。歴史的な観点を中心にしています。

ジャック・ル・ゴフ『聖王ルイ』岡崎敦・森本英夫・堀田郷弘訳、新評論、2001年。1224ページ。
 フランスの著名な歴史家による大著。その内容・分量ゆえに価格もかなり張りますが、生涯について非常に詳しく記されています。
 信仰熱心な王として国をどのように統べようとしたかを、時代の違いを考慮しながらもその根本をよく思いめぐらす中で、在世で福音を生きる在世フランシスコ会会員としての歩みに何らかの示唆が浮かび上がって来るかも知れません。特に西欧の歴史に興味の深い方には読み応えのあるものでしょう。
 フランシスカンとして特に興味深いのは、第3部・第7章「聖ルイの宗教」の部分かも知れません。それによれば、聖ルイがシトー会、小さき兄弟会、ドミニコ会と深い関係があったことが述べられています。小さき兄弟会の聖ボナベントゥラとも親交があり、聖ボナベントゥラは19回の説教を聖ルイの前で行っています。熱心に祈りを行い、聖体を深く敬い、学者ではないにも関わらず信仰について勉強熱心で、多くの著作に目を通していました。中でも聖書を熱心に読んでいたことは、福音を生きるフランシスカンの精神にも通じるような気がします。

ジャン・ド・ジョワンヴィル『聖王ルイ―西欧十字軍とモンゴル帝国―』伊藤敏樹訳、ちくま学芸文庫、筑摩書房、2006年。493ページ。
 残念ながら、店頭での入手は難しく、中古での入手がなんとか可能な状態です。文庫本ですが、文字が小さく、かなり濃い内容となっています。聖ルイと共に十字軍遠征に同行した人物の著作。収録されている聖ルイの遺言はとても興味深いものがあります。

2014年5月30日金曜日

「聖母マリアの絵」返還式とミサ

 5月29日(木)18時より、長崎市内の「中町教会」において、パリ外国宣教会のアジア地区司祭団の生涯養成研修会を兼ねてミサが捧げられました。この中で、1600年代に書かれた「聖母マリア」の返還式が行われました。司式は髙見大司教、パリ外国宣教会総長をはじめ60名の司祭でした。

 この御絵は、浦上のキリシタンからプチジャン司教を通してフランスに渡り、カプチン聖フランシスコ会に保管されていたものです。御原罪の聖マリアの他に聖フランシスコやパドアの聖アントニオたちが描かれています。詳しくは下記の説明をご参照下さい。

 
 
 
                          古里に戻った
                        聖母マリアの御絵

                         1.御絵の説明

1.紙に描かれた水彩画
2.冠をいただいた、無原罪の聖母
3.聖母の周りに、フランシスコ会員が修道服を着けるときにしめる帯紐と同時に、清貧、貞潔、従順 
 の3つの誓願を表す3つの結び目が描かれている。
4.聖母マリアの左下には聖フランシスコ、右側にはパドアの聖アントニオ、さらに下には左から聖ク
 ララ、ほか2人のフランシスコ会の聖女が描かれている。
5.御絵の一番下に、“ブチジャン司教からの贈り物”(Don de Mgr Petitjean)と記してある。
6.専門的な鑑定はまだなされていないが、研究したシルヴィ森下さんによると、1600年代のものと
 考えられる。”ひもの組”が崇敬していた御絵にちがいない。

                      2.御絵のたどった経緯

1.1869年、日本使徒座代理ブチジャン司教が、第一バチカン公会議(1869年12月~1870年7月18
 日)に出席するため渡欧した折、当時浦上信徒の司牧の補佐をしていたポワリエ神父がフランス
 にいる叔父の神父にこの聖母の御絵を贈り物として渡してくれるよう依頼した。その御絵は、
 “oustekema”(浦上?)の信徒からいただいたものと言う。叔父のピエール・ダヴィド神父は、アン
 ジェ教区(パリの真西)のサン・クレマン・デ・ルヴェー教会の主任をしていた。
2.1908年、ポワリエ神父の叔父の司祭から説教を頼まれたアンジェのカプチン・フランシスコ修道
 会司祭が、この御絵を見せてもらい、結局、いただいて帰る。その後、カプチン・フランシスコ修道
 会フランス管区本部に保管されて、今日に至る。

                      3.御絵の里帰りの経緯

1.シルヴィ森下さん(フランス・オルレアン在住)が、2009年7月16 日に、パリ市内にあるカプチン・
 フランシスコ修道会フランス管区本部の図書館で研究をしているときに、図書館館員から勧めら
 れて、そこの古文書館に保管されていた”日本の聖母”と呼ばれている絵と出会う。プチジャン司
 教の手紙の中に描かれていた御絵のことと確信する。
2.シルヴィ森下さんが高見大司教に報告する。
3. 2013年10月11日、高見大司教がパリで御絵と対面。
4. 2013年、高見大司教がこの御絵のことをパリ外国宣教会日本管区長シェガレ神父に話し、シェ
 ガレ神父が同会総長ジョルジュ・コロンブ神父に話した。
5. 2014年4月、コロンブ神父がカプチン・フランシスコ修道会フランス管区長と談判し、里帰りの承
 諾を得、5月26日、長崎に持って来る。
 
                              (2014年5月29日 長崎大司教 髙見 三明記)

2014年5月1日木曜日

エンカルナシオン・デル・ポソ総長からの復活祭のお祝いメッセージ

親愛なる皆様!

 キリストは復活され、私たちはガリレアでお会いします!復活祭おめでとうございます。

 エンカルナシオン・デル・ポソ OFS総長


Carissimi Tutti!

¡Cristo ha resucitado y nos cita en Galilea!  Christ is risen and we meet in Galilee! Cristo è risorto e ci incontriamo in Galilea! Le Christ est ressuscité et nous nous rencontrons en Galilée! Cristo ressuscitou e nos encontramos na Galiléia! Christus ist auferstanden und treffen wir uns in Galiläa!

HAPPY  EASTERN!
FELIZ    PÁSCOA!
JOYEUSES  PÂQUES!
BUONA PASQUA!
¡FELIZ PASCUA!
Frohe Ostern!

Encarnita
______
Encarnación del Pozo
Ministra Generale OFS

2014年4月24日木曜日

主の御復活おめでとうございます


家を建てる者の退けた石が 隅の親石となった。
これは主の御業 わたしたちの目には驚くべきこと。
〈詩編118.22-23〉
 

アシジの聖フランシスコ大聖堂
ピエトロ・ロレンツェッティの主の復活
 

2014年3月8日土曜日

コンベンツアル聖フランシシコ会修道会 有期誓願宣立式

 啓蟄から二日経った3月8日(土)、長崎のコンベンツアル聖フランシスコ会聖母の騎士修道院で、大天使聖ミカエル外山祈(あきら)神学生が修道者への有期誓願(初誓願)を宣立しました。
 式は11時より本河内教会に於いてダミアノ崎濱管区長司式で執り行われました。外山祈神学生は、司祭、修道者、修道女、信徒たち100名程が見守る中で、小さき兄弟たちの生活と会則をコンベンツアル聖フランシスコ会の会憲に従って忠実に守ることを宣言し、そして、司式する崎濱管区長より、聖フランシスコの修道服と縄帯と会則が授与されました。
 今日から修道者の道を進まれる外山祈さんに聖フランシスコのお導きと主の恵みが注がれますように、又、ファミリーへの召命の恵みがありますように祈って行きましょう。


(全国評議会広報担当:深堀)

2013年12月23日月曜日

Merry Christmas

Merry Christmas
 
日本在世フランシスコ会 全国評議会
 
 
いと祝せられた御母と共に、
この世で貧しさを選ぶことをお望みになりました。
 
聖フランシスコ 全キリスト者への手紙Ⅰ

 
 
国際評議会よりクリスマスカードが届きました。
 

わたしたちが、

誠実な良い心で神のことばを受け入れ、

それを実行するとき、

おとめマリアにたぐいまれな形で起こったことが、

わたしたちにも起こります。

神は、あたかもわたしたちのうちに人となられるように、

わたしたちのうちに来られ、お住みになります。

神は、ご自分を愛し、みことばを守る人のうちに住まわれるからです。
 

教皇フランシスコ:信仰年における「マリアの日」の祈り(2013年)

2013年11月17日日曜日

台風30号被災者のためにお祈りください


T 主の平和

 

10月の初めは猛暑でしたのに、秋を飛び越えて冬の寒さとなっております。

皆様如何お過ごしでしょうか。

 

皆様もご存じの通り台風30号によりフィリピンでは大きな被害が出ております。

 

日本在世フランシスコ会南関東地区の兄弟会、聖レオ茨木兄弟会は全員フィリピンの方です。

故国に残っている家族、知人等の安否を思い、兄弟姉妹達は大変苦しんでいます。

 

どうぞ聖レオ茨木兄弟会のため、又フィリピンで被災された方々のためにお祈りをお願いいたします。

 

                                        全国兄弟会会長 京 紀子