ご存知の方もおられるかもしれませんが、よりも若い年代のための会です。15歳から30歳までのフランシスコが好きな若者の会ですが、アジア・オセアニアの各国にあり、今回もその代表が10人近く会議に参加しています。彼ら彼女たちは、修道士、修道女になる者もいますし、そのまま在世フランシスコ会の会員になるものもいますが、拘束はありません。若者たちが、全国レベル、国際レベルで繋がって、それぞれの将来を考える会と言っても良いかもしれません。
独自の規則をもち、在世会にその指導や霊的同伴が義務づけられています。つまり、在世会と密接に結びついているのです。そしてヤングフランシスカンの代表も会議に招かれます。(在世会『会憲』参照)
私自身、京都で活動していたヤングフランシスカンの出身ですし、東京にもヤングフランシスカンが以前ありましたが、残念ながら今は、日本にはありません。
今日の呼び名は、ヤングフランシスカンではなく、Franciscan Youthからユフラ(Youfra)と呼ばれていますが、改めて日本でもユフラを再度作ることが望まれていますが、ただ自然発生的には生まれないので活性化の一つとして真剣に考えないといけません。これは、私たち日本兄弟会の将来の問題です。
グループ討議の中で出された課題
・小さなユフラグループは、どうするか?
・若者たちをフランシスカンに導くにはどうしたら良いか?
・若者たちは、就職や結婚といった転機に移動してしまう。リーダー的な中心のメンバーが抜けた時、グループ自体が消滅してしまわないように次のリーダーを見つけなければならないが難しい。(日本の意見)
・ユフラのメンバーが、在世フランシスコ会に入会しようとしてもあまりの世代の違いに驚愕してしまう。(日本の意見)
・ユフラ自体が知られていない。
・今日の電子機器をできるだけ活用して若者たちを惹きつける努力を怠ってはならない。
・今日、若者たちは、あまりに物質主義的なものに侵されている。これが問題。
提案
・教会、地域を越えてフランシスコに関心のある若者たちを集めてワークショップを開く。
・フランシスカン系の学校と協力してリクルートする。
・ユフラのメンバーが容易に在世会会員になれるように努める。暖かい雰囲気が必要で、大人から押し付けるような高圧的雰囲気は良くない。
・若者たちにフランシスカン霊性を様々な社会問題、貧困、エコロジー、戦争の問題に関連して伝える努力をする。
・修道会への召命と在世会への召命を互いに若者の取り合いにならないようにする。
・修道会、教区司祭とユフラの設立のために協力する。
・他方、ユフラのメンバーも教会の活動に積極的に参加して模範を示し、他の若者たちをユフラに惹きつける。
・ユフラの活動については、在世フランシスコ会国際議長団ホームページを参照する。
など
レポート 竹田文彦
写真は、参加しているユフラの代表たちです。
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