総会2日目の朝、フランシスコ会総長 Michael A. Perry 神父様司式のミサ、朝食の後、まずは予備セッションが行われました。
最初に参加者一人一人が国ごとに紹介されました。 続いて「総会規則」、「総会のプログラム」の承認、「各部会で司会者(moderator) を務めてくれる兄弟姉妹」の投票による選出が行われました。 すべては、参加している国際評議員の投票によって決まります。 緑のカードが賛成、赤のカードが反対、白のカードが白票です。
現在、在世会員は、世界の112の国に存在しており、承認された兄弟会として70ヶ国、承認を目指している兄弟会として18ヶ国、在世会員の存在が確認される国の兄弟会は19ヶ国、さらに特定の事情で国際議長団の管轄のもとにない国の兄弟会が5ヶ国です。
ヤング・フランシスカンは、75の国にあり、そのうち33ヶ国はローマから承認されており、29ヶ国のヤング・フランシスカンが承認待ち、他に13ヶ国にヤング・フランシスカンの会員がいます。
ヨーロッパの兄弟会は、高齢化、世俗化の影響を受け減少、ただしクロアチア、ボスニア・ヘルセコビア、リトアニアでは会員が増加している状況。 アフリカは、様々な問題はあるものの、色々な手段を用いて在世フランシスコ会について教育をおこない会員が増加傾向。 アジア・オセアニア地域は、それぞれの国の事情で多様な状況。フィリピンやオーストラリア、ニュージーランド以外は、キリスト教国ではなく、また、日本、オーストラリア、ニュージーランドは、会員の高齢化の問題が顕著です。 北アメリカ、つまり米国とカナダは、それぞれに若い世代の獲得の努力をしています。 南米地域は、会員は相対的に貧しい者が多いですが、会の活動は非常に活発です。 さらに特別な地域としてアラブ諸国である ヨルダン、クエート、エジプトなどの国では改めて在世会の設立に向けて、フランス語圏の評議員が彼らの役割として努力しています。
私は、日本在世フランシスコ会における会員の急速な高齢化とそれに伴う問題に関して総長 ティボール・カウザーに総会に先立って報告しておりましたが、上記の報告は、かなり私たちの状況を理解して下さった上でなされたように感じました。
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