2017年11月18日土曜日

在世フランシスコ会 第XV回国際総会024

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フランシスコのフレスコ画
 総会は、毎日8日間、朝から晩まで真剣な討議が行われましたが、総会5日目は、会議の中休みということで、参加者全員でローマからバスで約2時間ぐらい、山深いスビアコに巡礼しました。スビアコは、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、西欧における修道生活の父、聖ベネディクトが最初に隠遁した場所として知られているところです。聖ベネディクトが隠遁した洞窟 (サクロ・スペコ) には、今日、岩山に張り付くようにして11世紀から12世紀に建てられたという修道院が建っています。内部の壁は、一面、聖ベネディクトの生涯などを描いた美しいフレスコ画で飾られていてとても美しいです。

  私たちがスビアコ巡礼をした理由は、伝説によれば師父聖フランシスコもこの場所を訪れたことがあったそうで、その名残りが壁画に描かれたフランシスコ像に見て取れるというからです。壁画のフランシスコ像には、聖痕がなく、死後の姿ではなく、生前の姿であることが特徴だとガイドの方が説明して下さいました。


  サクロ・スペコを訪問した後、山の麓にある聖ベネディクトの双子の妹、聖スコラスティカが建てた修道院も訪れ、皆でミサをあげました。総会期間中は、あまり天気の良い日が無かったのですが、この日は、晴天で紅葉した山並みがとても美しく、世界の兄弟姉妹とともに楽しい一日を過ごすことができました。 



スビアコの修道院





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