2017年11月20日月曜日

在世フランシスコ会 第XV回国際総会025

025
日本在世フランシスコ会会員の皆様


   以上で、私の第XV回在世フランシスコ会総会の報告を終えたいと思います。 私としては、2011年の総会出席以来の総会参加でしたが、今回は、日本の会員の兄弟姉妹の皆様にも在世フランシスコ会の国際総会はいかにして行われるかを知ってもらい、国際組織としての在世フランシスコ会について少しでも理解を深めて頂きたいので総会の合間の休憩時間などを使って会議での審議や議決の要点をより細かく報告致しました。


   皆様の中には、会が国際議長団によってこのように運営されていることを初めて認識された方もいらっしゃると思いますし、誓約前にこのようなことを知っていたら誓約したかどうかわからなかったという方もおられるかもしれません。 しかし、日本兄弟会は、国際兄弟会の一つであり、国際兄弟会があってこそ、日本兄弟会もあります。


   今回の総会は、今後、3年間の世界の在世会の運営の方針を決めるとともに、ヨハネ福音書に「あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました」 (第17章18節) とありますように、在世会会員一人一人が、師父フランシスコに倣って、キリストに遣わされた者としていかに在世において福音的生活を生きるかを真剣に議論しました。


   在世会会則認可40周年を迎え、会の在り方もより活動の面にアクセントがおかれるようになってきました。 単に月1回、集会に出て、フランシスカン霊性について学んだり、一緒に祈るだけではなく、在世会員は、日々の生活それ自体においてキリストの福音を生きる者となっていかなければなりません。 ただ誤解しては欲しくないのですが、活動といっても何かをしなければならないということではありません。 高齢の会員は、祈りにおいて、また若い会員は、それぞれの家庭生活、社会生活においてそれぞれが、出来る範囲で、能力に合わせてふさわしい仕方においてです。


 来年3月に名古屋で開催される全国会議には、国際議長団から副総長のマリア・C・ヌネツ・チェリートさん (ベネゼエラ人) とペドロ・ジータ神父様 (フランシスコ会、南アフリカ人) が、選挙会議議長、証人として来られます。 日本在世会も少しずつ変わっていかなければなりません。 会員数が減ったとしても一人一人がより自覚的な会員となっていかなければなりませんし、私たちの生き方が魅力的になることを通して若い世代の入会者も増えるように願っています。


 総会に参加して、世界中の兄弟姉妹たちと議論だけではなく、それぞれの国の在世会の在り方から色々学ばせて頂くことも多かったです。 総会報告でした。
                                                             報告 全国会長 竹田文彦

総会に出席した世界の在世会評議員たち



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